4Pではなく、「4C」ご存知ですか?
- shimizu-h9
- 2022年5月20日
- 読了時間: 2分
企業視点だった4Pと、対になる顧客視点の4Cについて

その①:4P設計で大事なのは「連鎖」させているか?
4P設計も大事です。4P設計の時によくしてしまう事が、Product、Price、Place、Promotionのそれぞれを単独で設計してしまう事で、これらの中心には「その商品が何を実現するか?」という中心的な考え方が存在しなくてはなりません。
例)
中心的な考え方:「掃除を効率的に行いたい」
↓
Product:「吸引力が変わらない掃除機である」
↓
Price:「唯一無二なので、競合商品より高くあるべき」
といったように、
連鎖させて設計していく事大事になります。
その②:4C設計で大事なのは「何を解決するか?」
4C設計のポイントにおいては、消費者になりきるなどに加えて、
前述の「中心的な考え方」がそもそも4Pとは異なる点です。
4Cにおいては、「何を顧客は解決したいのか?」に基づいて設計していく事が大事になります。
(↑ジョブ理論のようなもの)
例)
中心的な考え方:「掃除の時間を減らして、自分の時間を増やしたい」
↓
Product:「吸引力が変わらず、且つ、自動的に掃除をしてくれる」
↓
Promotion:「見た目はシンプルではなく、機械っぽいビジュアルを全面に出す」
といったように、
「そもそも、顧客は何を解決したいと思っている?その問題はなんだ?」という事を、
4Pの「その商品が何を実現するのか?」をベースに変換してあげる事が必要になります。
その③:「4Pと4Cの行き来」が大事
前述の「4Cの中心的な考え方は4Pのものがベースになる」という事から、
いきなり4C設計をしだすと、暗闇に入り込んでしまいますのでご注意を。
まずは4P設計を行い、それを変換して4C設計を行います。
その行き来のイメージとして、
4P:営業マンの言い方
4C:顧客の受け取り方
という視点で改めて見てみると、意外に整合性が合ってない部分が合ったりします。
弊社では、上記の①~③をベースに、戦略的な4P4C設計を行うことで、
訴求力をより高める設計を行っています。
また、その際に、強力なマーケティングツールである「連鎖分析」を用いる事で、
より合理的な勝ちパターン設計が可能になりますので、
お気軽にご連絡頂ければ幸いです。
Comments