そういうことか!ブランディングの基本。
- shimizu-h9
- 2023年9月11日
- 読了時間: 3分

ブランディングはお化粧に近いです。
勿論、使うフレームやツール、更には切り口としてデザイン視点から戦略視点など、
要はブランディング会社によってそのお化粧は大きく変わります。
今日は、初心者用のブランディングの基本について記載します。
と言うのも、
ブランディングの範囲が広すぎて「これってブランディングですか?」とよく相談される時があるため、
よく聞く話に対するQ&A形式で書いてみます。
▶ブランディングってどうやるの?
└端的にいうと、ブランドモデルを用いて、コアバリューを定義し、それをインナー&アウター向けに展開してきます。ここで大事なのが「ブランドモデルを用いて」になり、それがあると“選ばれ続ける仕組み”を構築する事ができるので、モデルを使った戦略設計をお勧めします。
▶イメージアップとブランディングって違うの?
└イメージアップはその時のクリエイティブで可能ですが、ブランディングはファクトに基づく必要があるので結果としてイメージは付加しますが、イメージ×ファクトで伝えていく事が大事になります。
▶ファクトをそのままコアバリューに出来る?
└ファクトを洗い出した後に、ファクトの魅力化が必要になります。その設定の仕方として、3Cの視点は基本形として大事なので、自社のファクトを出した後に、競合と顧客・市場視点で精査する事が必要になります。
▶ブランディングってどんなのがあるの?
└コーポレートブランディングから、事業ブランディング、商品ブランディングなど企業活動のレイヤーに合わせて存在するが、その可視化作業はそこまで大きく変わらないと思います。BtoBだと技術ブランディングや素材ブランディングなどが入ったりもします。
▶ブランディングの実作業はどんな事をするの?
└下記の流れが一般的になると思います。
1.専属チームを編成
2.社内ヒアリング(特にキーマンと社員のギャップを見る)
3.社外アンケート(現在地の把握をする。ここでもモデルを使う)
4.ワークショップ(みんなで付箋ペタペタ)
5.コアバリューの可視化
6.コアバリューをマーケデザインに落とし込む
7クリエイティブの作成
8.必要であれば社外アンケート(で検証する)
9.インナーブランディング開始
10.アウターブランディング開始(で継続的に効果検証)
▶ブランディングでの注意点は?
└例えば、事業ブランディングにおいて「一言で言って何が強み?」の可視化が出来てからコミュニケーション実施が理想で、そこが曖昧なままで進んでしまうと、“なんかやった感”で終わる事になります。売上データと突き合わせて分析していくと楽しいので、あくまでもイメージアップだけで終わらないように意識する事が大事かと思います。
▶実施してみたら、イメージだけ上がっただけなのですが修正は可能?
勿論、イメージアップで終わってしまったブランディングについても、その時点では強みの可視化をしていると思われますので、そこから修正は可能かと思いますが、ポイントは機能的ベネフィットと情緒的ベネフィットの設定になるので、イメージアップをSTEP1として設定し直せば問題ないです。
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